top of page

令和6年度会長挨拶
  「学びたい先生方が学び合える場を提供したい。」

     ~県小国研発足60周年の節目の年を迎えて~

濱本画像.jpg

熊本県小学校教育研究会国語部会会長 濱本 竜一郎

 会長職2年目となります濱本竜一郎と申します。所属は、御船町立御船小学校です。

 さて、熊本県小学校教育研究会国語部会(以下、県小国研)は、昭和27年(1952年)発足の「熊本県国語研究会」に端を発します。その後、昭和30年(1955年)に、同研究会の下部組織として「小学校国語実践サークル」が発足し、昭和39年(1964年)、これらが統合して、県小国研が誕生したのです。つまり、今年度は、県小国研発足60周年の節目の年を迎えるのです。

 奇しくも、わたくしは、県小国研発足と同じ昭和39年(1964年)に生まれましたので、今年度で60歳になります。妙なご縁を感じます。

 

 教師になりたての頃、専ら国語の授業が苦手だったわたくしは、県小国研の例会や県大会に一般参加させていただいていました。

 本格的に県小国研に関わらせていただいたのは、県小国研の事務局をもつ附属小学校に着任してからです。35歳から41歳までの7年間のことでした。

 当時は、「働き方改革」なんて言葉は存在しない時代でした。日々の授業を大事にしながらも、附属小国語部としての研究や、県小国研の業務等々に専念しなければと思っていましたが、時には弱音を吐きたくなることもありました。

 そんな時、支えてくださったのが、県内各地にいらっしゃる県小国研の先輩方や仲間でした。国語教育の研究を通して、広く、深いつながりができました。今の「わたし」があるのも県小国研のおかげなのです。

 

 県小国研発足60周年の節目の年、会長職2年目を迎え、県小国研に恩返ししたいという思いが一層募ります。

 昨年度は、新型コロナウイルス感染症が「第5類」に移行し、対面での研修や会議も開催しました。そして、たくさんの方々の支えもあり、「第67回熊本県小学校国語教育研究大会宇城大会」(会場:宇土小学校)が、4年振りに参集型で開催できました。

 しかしながら、コロナ禍の中で身に付けたオンラインやハイブリッドと新しい形も、研修・会議の内容によっては選択する必要があると考えています。「働き方改革」の動きは待ったなしです。県小国研の運営に関わる全ての先生方の「働き方改革」についても、わたくしの重大な使命だと思っています。

 そうした状況を踏まえつつ、「学びたい先生方が学び合える場を提供していきたい。」と思っています。

 「こうして今の『わたし』がいるのも県小国研のおかげです。」と、いつか誰かに、そう思ってもらえるように精一杯努めて参ります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

bottom of page